今日は4月1日に開所した横浜市では17館目(18行政区に1館作られている)の鶴見区精神障害者生活支援センターの見学に、地元鶴見区の古谷議員と行きました。(ハーモニーとよおか4階にあります) 精神障害者生活支援センターは、精神障害者自身やその家族、そして地域の方たちを対象に、日常生活に関する相談を受けたり、精神保健福祉についての情報提供や普及啓発を行う施設です。
個室になっている相談室をはじめ、フリースペース、浴室、洗濯室、静養室などがあり、午前9時から午後9時まで利用できます。
この厨房で、職員の手作りによる夕食サービスを利用することができます。そのお値段はなんと一食400円で材料費のみの負担です。
男女別の静養室があり、ここでは横になって休むこともできます。畳の部屋になっているのはいいのですが、押し入れを開けるとなんと梁がでっぱっているため布団が横に入らないという問題が起きているとのこと。
設計段階でこういうことは配慮してほしかったとのこと。まったくその通りです。
交流スペースの広い窓ですが、ここは西日があたるのに、ブラインドもカーテンも付いていません。これでは夏の暑い日どうするのか、今から対策を考えないといけないとのこと。これも設計ミスですね。
厨房の中の電源は業務用の製氷機などを使うので、そのように依頼していたのに家庭用の電源になっていたとか。とにかく1日にオープンといいながら、運営スタッフの皆さんは、大変だったということをお聞きしました。
その要因は ①この施設を作ったあとに運営する法人を指定管理者として選定した ②市の担当する課に精神疾患のことがわかる専門家(医療ソーシャルワーカーや精神保健福祉士)が不足しているため行き届いた配慮ができない ③これまで16館作ってきているのだからその成功例や失敗例を把握して設計に生かすことができていない ということが色々とお聞きする中でわかりました。
精神障害者が増えている今、生活支援センターの役割は大変注目されています。この施設の宣伝が決定的に不足しているため、対象者はもっとたくさんいるはずなのに、利用登録している人が少ないとも。
ぜひ多くの方に知っていただき、この施設を利用していただきたいと思います。中区以外は各区にあります。その一覧はこちらです。