耐震補強工事が必要とされいてる中区にある横浜総合高校は、南区の旧大岡高校を改修工事をして移転することになっています。
その改修費用として15億円の予算が6月議会に計上されているので、旧大岡高校を議員団で調査にいきました。まず現在の横浜総合高校を見てきました。
教育委員会の方に来ていただき、旧大岡高校の校舎内に入りました。
校舎内は予想以上にきれいでした。場所によっては柱を補強するなどして、壁や教室の扉などは入れ替えてきれいにするとのことです。
ここはピロティです。外の柱の間に壁を入れて、ここを食堂として使うとのこと。
体育館の床などはとてもきれいでした。天井は柱を補強して、耐震化をするとのこと。
この隣には、アリーナというミニ体育館もありました。そちらも手を入れて、卓球や武道などで使えるようにするとのことです。
問題は、大岡高校のときにあったグランドが、今は公園として整備され、高校のグランドとして仕えなくなっていることです。
目の前にこんなにきれいに整備されたグランドがありながら、地域で利用することになっているので、生徒たちの体育の授業で使えないのです。この点は移転が来年の9月なので、それまでに協議するとのことですが、いったいどうなるのでしょう。
横浜総合高校は3部制の定時制高校です。3部の夜の授業を受ける生徒は9時ごろまで学校に通います。そうなると、住宅が隣接しているため大きな声で騒いだり走り回ったりすることはできません。部活動などにも制約が加わります。
サイエンスフロンティア高校には90億円という市税をかけて立派な校舎を作りました。どちらの学校に通う生徒もこれからの日本を背負っていく若者です。教育の機会均等という考えからして、税金のかけ方が極端に違っていること自体おかしいと思うのですが、みなさんはどのように感じますか?