最終日は福島市へ行き復興計画について伺いました。
福島市役所は建て替えたばかりで、震災が起きた昨年の1月に引っ越しを終えたばかりで、3月に震災が起きたので、庁舎はなんともなく、3月11日の夕方には対策本部を立ち上げることができたとのことでした。
庁舎内は明るく、正面玄関から入って、すぐに広いスペースがあり、ゆったりとした雰囲気になっています。今現在一番深刻なのは、原発事故により7000人以上の方が、地元を離れ避難を余儀なくされていること。父親だけが残り、他の家族と離れて暮らしているという世帯もあるとのことです。
策定された復興計画の理念は「希望ある復興」で目標は「子どもからお年寄りまで、暮らしてよかったと実感できるまち」です。また実現方針の5つの柱として「除染を主体として原子力災害からの復興を強力に進めます」 「地震災害からの復興を強力に進めます」 「市外からの広域避難者を支援します」 「市の体制を整備し、市民との協働と国・県等との連携により復興を進めます」となっています。
除染をすることが今一番大変で、対象としている範囲の6%ぐらいしか終わっていないとのこと。しかもその費用負担について東電は一切していないということをお聞きし、びっくりしました。
原因者責任を追及しない政府と、福島市の保障問題等についてまったく何もしていない東電の対応に、怒りがこみ上げてきました。今後も福島の復興に私たちが協力できることはしていきたいと思いました。