民主党の代表選挙が始まりました。この代表選挙の結果で、あらたな首相が決まるのが日本の選挙制度ですが、民主党員でない私たち国民には、この代表選挙の投票権はないのです。
ところが、どのニュースもこの代表選挙をトップに掲げています。先日、東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻へボランティアに行き一番思ったこと、それは一日も早く復興支援に力を入れ、被害を受けた方たちが希望を持って暮らしていけるようにする、それが「政治の責任である」ということです。
福島原発周辺の方たちは、家があるのに5か月以上も帰れない日々が続いています。先日、双葉町の方たちが、自宅への立ち入り許可が2時間だけ出て、家に入ったとたん、壁やふすまがカビていたり、動物などが出入りした跡や、震災で家財道具などがひっくりかえったままになっているという悲惨な状況がテレビで映し出されました。
こんなに悲惨な状況が続いている方たちの思いを代表選挙に出る方たちはどのように受け止めているのでしょうか。首相を変えることで、この復興支援がさらに進むのでしょうか。
ひとりでも多くの国会議員が現地へ行き、今何を必要としているのか、もっと現実を知りそこから必要な手だでを図ることこそ今やるべきではないでしょうか。
この先の日本がますます心配です。