あらき由美子

荒木 ゆみこ
日本共産党横浜市会議員
聞いて聞いて

第三回定例会がはじまります!

2011年8月31日

 2日から9月議会(第三回定例会)がはじまります。9月議会は通常の議案審議のほかに、そのあと続けて2010年度の決算審査も行います。 

 横浜市議会では、この決算審査は86人の議員が第一・第二の二つの委員会にわかれ、財政局・総務局・健康福祉局などそれぞれの局ごとに局長や副市長らに対して一問一答形式で行います。

 自分の所属している委員会以外の質問ができるので、私たちのように議案を審査する8つの常任委員会のうち3つに議員が所属できない会派にとっては、絶好の機会です。

 また、9月28日の総合審査では林市長も出席するので、市長自ら予算を組んだそれぞれの政策について議員がしっかりとチェックし、来年度予算にさらに生かして欲しいこと、あるいは見直しして欲しいことなどを直接質問することができます。

 ところが議員が行うべきチェック機能をフルに発揮できない大きな問題があるのです。横浜の議会は残念ながら、本会議や特別委員会の質問について、会派でi1日あたりの持ち時間を決めているため、私の所属する共産党は5人分で11~12分しかありません。しかもたった1日しか取らないのです。

 これでは十分審議することができません。一般市や町村議会などでは時間制限などない議会が多い中、政令市や県議会など大都市になるほど本会議での発言について制約をしているところが多くなるのです。

 市民から負託をされた議員なのですから、86人全員一人一人に本会議での発言は保障されて当然だと思いませんか。もし時間制限を入れるとしても、せめて議員一人あたり30分は保障してほしいと思うのですが、議会運営委員会で提案してもなかなか他党の了解が得られません。

 議会改革を望む市民の声が大きいことを受けて、議員発議で議会基本条例を制定することについての特別委員会が設置され、ちょうど審議が始まったところです。しかし議会運営より、理念的なことについてどうするかなど、まだまだ各会派での意見が一致しません。2年間かけて制定していくことになっているので、この点でもぜひ注目してください。

 9月2日の議案関連質問、7日の一般質問、20日の議案討論、28日の決算総合審査(私担当)などぜひ、それぞれの本会議・特別委員会を傍聴(インターネット中継もあります)していただき、私が問題視していることをみなさんにもぜひ実感していただきたいと思っています。

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