今日は横浜市議会第3回定例会の初日で、林市長が提案した議案に対する関連質問が行われました。各会派の議員から集中した質問は、市内に512校ある公立学校に放射線測定器を設置するという補正予算のことでした。
現在各区内の小中学校で放射線量を測定していますが、今の測定のペースでは全校の測定が終わるまでに時間がかかること、ホットスポットと言われる砂場や側溝など数値が高く出る場所について、実際に計測することで、子どもたちを危険な場所に近づけないようにするなどの対策を講じることが急がれています。
しかし、もっと深刻な事態が生じています。それは4月~7月の小学校の給食食材に、放射能で汚染された稲わらを食べた牛肉が使われてしまったことです。この問題について、今日も無所属の井上さくら議員が、その責任をどうとるのかと市長と教育長に質問しましたが、どちらも明確な答弁をしませんでした。
国が放射能被曝量を暫定基準に切り替え、その数値があたかも安全のように報道していますが、実際のところその数値自体、何をもって安全なのかまったく説得力を持ちません。
特に成長期の子どもたちに、内部被曝をさせてしまったことを重く受け止め、その子どもたちに対し市が健康調査を行い、かかる費用については国や東電に請求するというような答弁を市長にしてほしかったと思います。
この問題については、日本共産党市会議員からは古谷靖彦議員が7日の一般質問で行います。お時間のある方はぜひ横浜市議会へ傍聴に来てください。古谷議員の登壇するのは午後になりますが、予定される時間は来週にならないと確定しませんので、傍聴を希望される方は、議員団控室671-3032へ連絡してください。