今日は久々に子どもたちとお気に入りのレストランへ夕食を食べに行きました。このレストランは、私の卒業した高校の先輩がシェフをしていています。まだ私が議員になる一年前に、路地裏で宣伝をしているときに地元の高校を卒業したと経歴を紹介したら、「俺は一期上だ!」と声をかけてくれ、それ以来、家族で通っているお店です。 長男が4歳ぐらいでしたから、今から17年も前になります。
ところが今日久々にお店に行ったら、「今月で店を閉めることにした」というのです。これにはびっくり。「景気が良くてお客さんが来ているんだったらそんなことは言わないさ」と。
景気の落ち込みがひどいとは感じていましたが、お店をたたむまで考えていたとは本当に深刻なんだと感じました。
この先輩のお店の売りは「皮はパリッと中はジューシなチキンステーキ」「4種類のソースが選べるハンバーグ&カニコロ」「和風オムライス」「秘密のへんなスパゲティ」とメニューのネーミングがとてもおもしろいことです。
もちろん味だってベリーグッド!です。
コンソメスープには化学調味料は使わない、食材も選んでいいものを使うというこだわりがあるからこそ、何を食べてもおいしいのです。
でも残念なことに、このレストランもなくなってしまうというのですから、私たち家族の楽しみが減ってしまうのです!!
日本には数多くのおいしいお店があります。 ハンバーガーや牛丼・ラーメン・餃子など、日本全国どこに行っても居酒屋をはじめ洋食・和食・中華と名前を知っているチェーン店に行けば、料金も手ごろで安心です。
けれどチェーン店にないメニューやマスターなどとの会話を楽しむプラスアルファがあるからこそ、「あのお店に行ってまた食べたい」という固定客がつくのだと思います。
デザートに食べたフレンチトーストは、卵液に3日以上漬け込んでいるのです。そして外はカリッと中はふんわりと焼けている、この味はこのお店でした食べられません。
それがなくなるというのは本当に残念です。
これからますます日本には個人経営の店がどんどんなくなってしまう、そんな危機感にさいなまれ、一日も早く経済を立て直さないと大変なことになると痛切に感じた出来事でした。