12日の金曜日夕方、女性議員4人で川崎市高津区にあるシングルマザー専用のペアレンティングホームに伺いました。
このホームを設計し改修した一級建築士の秋山さん、賃貸をしている細山さんから色々とお話を聞かせていただきました。
また、TV番組の制作スタッフの方とも一緒でした。
田園都市線の高津駅から徒歩5分にある3階建ての建物の3階部分ワンフロアーに8世帯が居住できるようになっています。
ペアレンティングなので、玄関・リビング・台所・トイレ・お風呂・洗濯場・洗面所などは共有スペースになっています。
シングルマザーになると、ワンルームマンショション等は、子連れでの入居を断られるケースが多いことから、このスタイルを考えたそうです。
週2回、玄米菜食を中心とした夕食を提供してくれ、また子ども達のケアをしてくれる研修を受けた専門の方(女性=チャイルドケア)が来てくださるのも入居者には喜ばれているそうです。伺った日は金曜日だったので、その方がいらして夕食を作ったり子どもたちの面倒をみたりしていました。
洗濯器が据え付けられている洗濯場と洗面所。
現在7世帯が入居し、子どもが1人の方が6世帯、2人の方が1世帯で、子どもの年齢は1歳から小学校3年生とのこと。
家賃は6万5千円から7万円で、共益費が2万5千円です。
ペアレンティングホームは、自立してここで生活できるシングルマザーを対象としています。マスメディアにも取り上げられています。問い合わせは結構あるそうですが、入居に至るケースはまだまだ少ないそうです。今月1世帯入居されるので、これで満室になるそうです。
この事業を初めて1年建つそうですが、秋山さんのお話では、2件目のペアレンティングホームを金沢区に来年1月オープンする準備をしているとのこと。行政の手を借りなくても、こういう事業ができるというのは、素晴らしいと思いました。