女性議員の会で、障害者雇用を積極的におこなっている株式会社富士ソフトの秋葉原営業所に見学に行きました。
4階の受付に行くと、このようにとても広い空間があり、ここで打ち合わせができるようになっています。
会議室には花の名前がつけてあり、そこで1時間ほど説明をじっくりとお聞きしました。富士ソフトは大船に本社、横浜(桜木町)、秋葉原、長崎と3ヶ所の営業所があり、社員数159名中障がい者は133名です。133名の障がい区分は、肢体・聴覚・視覚・内部の身体障害者が45名、知的障がいが21名、精神障がいが67名となっています。
会社の中はとても明るく、20階の窓からこのように東京スカイツリーが見えます。
30階のフロアーでは、みなさんパソコンに向かって仕事をしています。仕事をしている姿を見ていると、誰が障がい者かわかりません。
ここでの仕事は、それぞれのタイプにあった作業を行えるようにプログラムを組んでいるので、特に問題になることは起きないそうです。
ずっとパソコンに向かったままでは能率が悪い時もあるので、休憩できるスペースがあります。
精神障がいになった方は、薬を多量に服用しているケースがあり、それによって体調を崩していることもあるので、医師との相談が必要だとお聞きしました。
仕事をこなしていくことで、少しずつ自分のできる能力を引き出していけるようになり、その結果、精神障がいを克服して手帳を返納した方もいるそうです。
障がい者同士で組んで仕事をするようにしているので、何かあったらお互いに相談できるようにしていること、また助けが必要なときには、いつでも対応できるように、保健相談室に保健師が常駐している、またカウンセリングを受けられる体制を整えていること、横になって休めるようにベッドも用意していあるなど、細やかな配慮がなされていることなどもお聞きしました。
ここで障がい者を積極的に雇用し、経営的にも成り立っていることがマスコミでも取り上げられています。中小企業をはじめ、自治体などでも障がい者雇用についてもっと取り組んでいけるはずだと、確信しました。まだまだ、この点では、横浜市にも改善の余地があると思いまいした。