本日開催した横浜保育シンポジウムに、保育関係者をはじめ元保護者や学童保育など関心のある方が多数参加してくださいました。大貫団長から、林市長が横浜方式で全国展開しようとしている保育の内容や、8月末に行われた市長選挙公約などに触れて挨拶がありました。
古谷議員は、待機児童ゼロのからくりをはじめ、株式会社立保育園の決算資料を取り寄せ保育所運営費(ほとんどが税金)の問題だと思われる使われ方や、幼稚園では認められない場所に保育園はなぜ建てられるのかなどについて報告しました。
私からは、保育所保育指針から「・・・・こどもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の場でなければならない」と保育所の役割が明記されていることと照らし合わせて、企業立保育園などはどうなのか、資料や見学した保育所の写真を使って報告しました。
参加したみなさんから「よくここまで調べて報告してくれた。弾力運用(他園建設費など)をさらに追究して明らかにしてほしい」
「社会福祉法人立保育園で4月に開所を間に合わせるのに保育士募集を専門学校や求人広告など20社かけたが一人もこなかった。それほど大変な実態だ」
「認可外の届け出保育園を運営しているが、今現在でも産休明けなどで申し込みが多く断っている実態。待機児童ゼロどころではなく職場復帰の時期に入所できずに困っている保護者はたくさんいるのでその実態を掴んで公表してほしい」
「株式会社の参入は保育所だけの問題ではなく、障害者や介護の施設にもどんどん広がっている。福祉という点で、みんなでこの問題を考えて運動を一緒に広げていきたい」
などなど貴重なご意見をたくさんいただきました。これからの議会で生かし、子ども達のためによりよい保育ができるようにしたいと思いました。