今議会の議案に南区総合庁舎移転新築工事(第2工区建築工事)ほか、第1・2工区電気設備工事、第1・2工区空気調和設備工事請負契約の変更が提案されています。その内容は、契約金額を変更するもので、国土交通省が公共工事における設計労務単価等を引き上げたことに伴う特例措置により、旧単価に基づく当初契約に新単
価を適用するためです。
昨日現場に行った際には、第1工区は雨のため工事は中止していましたが、第2工区は行っていました。
この第2区工事を請け負っている馬淵建設の現場事務所へ伺い、公共工事の設計労務単価等の引き上げがされたが、それを下請けに等に反映することができているか、建設現場の職人が不足していると聞いているが実態はどうなのか、公共事業も最近は大きな工事がでないので建設業はこれから先の仕事を確保するのが大変なのではないか、などなど実態を色々とお聞きしてきました。
工事が完成するまで、まだ1年と9か月ほどありますが、人材を確保しながら躯体をまずはしっかり完成させるために工程を考えて、どうしても人材が足りない分は、機械を使うことなどで、乗り切っていくとのこと。また、これだけの大きな工事を経験したことを次の工事に活かせるよう、若い人を育てていきたい、と。
若い人を育てるためには、仕事の内容に見合っただけの賃金が払えるようにしないと定着しません。地元企業を育てられるように、これからの公共事業の在り方について財政局の委員会で質問したいと思います。