私・あらきが所属する市議会総務局の常任委員会で総選挙後の12月18日、自民・公明の両会派による提案で「国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書(案)」が出されました。
その内容は「現憲法は、今日に至る約70年間、一度の改正も行われておらず、この間、我が国をめぐる諸情勢は大きく変化し、大規模災害への対応等、憲法制定当時には想定もできなかった事態への対応が求められている」として、「国会において活発かつ広範な議論を推進するとともに、国民に丁寧に説明し、国民的議論を喚起することを強く要望する」と結んでいます。
狙いは憲法9条
意見書を提案するにあたって自民党は「憲法改正は党是」と主張し、公明党は「環境権など加憲が必要」と。 民主党は「憲法改正について議論することは必要」
私は「同様の内容の意見書が全国の都道府県議会で採択され、その趣旨は「憲法改正の早期実現を求めること」となっている。自民党が憲法改正を党是としているのは、集団的自衛権行使容認であり憲法9条を変えることだ。そういう狙いがはっきりしている意見書には賛成できない」ときっぱり反対を主張しました。
白紙委任してない
今回の総選挙で自民党を投票した人たちへのアンケートで、憲法改正や集団的自衛権行使容認などについて白紙委任をしたわけではないと新聞記事でも書かれています。安倍政権の暴走をストップさせる国民の世論がますます必要です。これからの国会の論戦にぜひ注目してください。