横浜市では、4年前の福島原発第一事故の影響で、局所的に周囲より高い放射線量が測定された学校・保育園にあった(マイクロスポット)土壌を除去し、これまでそれぞれの場所で保管してきました。
ところが、昨年12月3日、この保管してきた土壌について、市が新たな処理方針を決め、再測定した結果が本市対応の目安(0.59μシーベルト/h)未満については、原則として施設敷地内に埋設し10㎝の覆土処理をするとしました。 その方針を受けて、これまで保管してきた学校や保育園ではどうなっているのか、南区内で対象と なっている六ッ川西小学校と中村愛児園に行きその状況を聞きに伺いました。
六ッ川西小学校は、2重にビニール袋に入れ、変電室に保管(写真上)。
中村愛児園では、ビニール袋に入れ、さらにコンクリートで覆い、厚手のビニールシートをかぶして上に石などを乗せて保管。(写真左)
どちらの施設も子どもたちが入らない場所に厳重に保管されていました。問題は放射線量が下がったからといって、敷地内に埋めるということへの不安があり、今後その管理について、職員が異動等で変わっていったときに、その場所をきちんと伝えられるのか、風化していく可能性があるのに、施設で管理するというのは大変だと、どちらの施設長からも訴えられました。
一番良い解決策として、市の責任でこれらの土壌を回収して、市が一元管理していくことだと思いますと伝えると、どちらの施設長もそのようにしてほしいと言われました。さっそく議員団としてこの土壌の処理について申し入れをする予定です。