翌20日は気仙沼市の広域消防出張所へ行きました。ここでは、被災した当時の映像を録画していたので、16分ほど見せていただきました。
沿岸部に23基設置されていた漁船タンクのうち22基が流出し、それが何かのきっかけで炎上し一気に燃え広がったそうです。しかも一艇あった消防艇が、メンテナンス中で陸にあがっていたため、それも使えなかったということで、不運が重なってしまったそうです。
当時の映像をみればみるほど、どんなに悲惨な状況だったか、胸が苦しくなるほどすさまじい感じがしました。その後、この映像がある場所へ行きましたが、まだまだ現状回復とは程遠く、あちこちで修理をしていました。
漁もすこしずつできるようになっていますが、まだまだ漁場に出られる船自体が少ないそうです。
高知や宮崎、静岡などからカツオを獲りに漁船が来ていました。 地震後地盤沈下が激しく、この近辺に住んでいる方は満ち潮になると家の近くまで水がくるので、毎日大変なんです、と言っていたことがとても印象に強く残りました。
気仙沼市の一般会計は300億円、今回のがれき処理にかかる費用は390億円とのこと。それだけでも大変なので、国から負担をしてもらわない限り何もできないと市役所の方からお聞きし、それこそ優先して行うべきだと思いました。 気仙沼市内はまだまだいたるところにこのような状態になっている建物がたくさんあります。
魚市場には、新鮮な魚やイカが上がっていました。多くの方に買っていただき、経済的に支えてもらうのが一番うれしいと、昼食をいただいたホテルの方にお聞きし、その通りだと思いました。
気仙沼をはじめ、被害を受けた地域のブランド製品が 様々ありますので、購入して応援していきましょう!!