今日は横浜のコンビナートの実情を把握し、大震災が起きたとき、どのように安全対策が講じられているのかについて、海からその実態を調査するため大黒ふ頭にある消防艇に乗りました。
消防艇ですから、船首にはホースが2基ついています。このホースからは消防ポンプ車10台分の水量がでるそうです。
これが根岸の製油所です。上が丸くみえるのがタンクで、右側の平たいタンクは浮き屋根式といい、タンクの中が石油が空気に触れないように、屋根が稼働式になっています。
根岸臨海地区6.34K㎡、京浜臨海地区10.93K㎡ 合計で17.27K㎡の地域に石油コンビナートがあります。
ひとくちに石油コンビナートといっても石油以外の第4危険物が約2万6千トンもあります。
大地震の消防活動については事業者と共同防災組織が対応することになっていて、市の消防は市街地を担当するとなっています。
今回の3・11ので、気仙沼市では石油タンクが流されたのち火災になり、千葉県市原市ではコスモ石油のLPGタンクが爆発しました。
国が石油コンビナートの液状化などについて、危険性を知りながらその抜本的な対策を講じていないことが「封印された東京湾炎上」というタイトルで、8月22日付のアエラで報道されています。
日本共産党の千葉県会議員の小松さんが、その問題を議会で取り上げています。横浜では大貫団長が9月の決算議会で取り上げています。
「想定外」ということが通用しないと言われ、3・11を教訓に、横浜市でも石油コンビナートへの対策をしっかりと講じることが必要だと、改めて認識しました。