横浜市議会の女性議員の会が主催して、不育症の講演会を開催しました。
講師は不育症を専門に治療されている杉ウイメンズクリニック院長の杉俊隆先生です。女性議員の会の井上さくら議員が挨拶し開会しました。
杉先生がパワーポイントを使い、自然流産と不育症の違いについてをお話ししてくださいました。
妊娠したのに途中で何らかの原因で赤ちゃんが死んでしまうことを繰り返すのは自然流産と違い、血液が固まりやすい因子があり、それが原因で胎盤から赤ちゃんへ血液が流れないことが 起き、結果的に赤ちゃんが死んでしまう症状を不育症と定義しています。 妊娠したのち、そういう因子があるかどうかを検査でしらべることにより、ヘパリンなどを注射して、血液が固まらないように治療をすれば、出産できるケースが80%あるということを聞きまし た。
統計的には、2万から3万人ぐらいの人がそうい うケースだと考えられるそうです。ただ、検査や治療に健康保険が適用されないため、一回の検査で8万円もかかるというのです。これではなかなか思うように治療もできません。
全国の13自治体で、この不育症治療費への助成制度を作っています。
今日は横浜市会の男性議員をはじめ、多摩市・川崎市・大和市の議員や担当の職員も参加してくれ、活発な意見交換ができました。
女性議員の会が主催した講演会で、横浜に限らず近県の方々の参加もあり、「とても有意義な講演でした。超党派でこういう会があることがすばらしいですね」という感想もいただき、とてもうれしく思いました。
今日の一歩がまた一つ、横浜市政の中で生かされるよう、私も努力していきます!